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齊藤知事へ新規産廃施設反対の公開質問状

平成17年4月26日

齊藤山形県知事様

産廃から最上川源流を守る会

会長 今 洋一

新規産廃施設反対の公開質問状


                         
山形県の母なる川「最上川」の源流部に位置する米沢市に、山形県内20ヶ所中半数の
10箇所の産業廃棄物最終処分場があります。米沢市にはもう20年間は埋め立できる
東北最大級の産業廃棄物最終処分場があります。そして、小野川温泉がある三沢地区
の西簗沢にすでに稼動している産業廃棄物最終処分場があります。私達の三沢地区は
長年、悪臭発生やカラスの鳥害に悩まされ、生活用水・農業用水・地下水汚染に心配
し続けてきました。

この施設の上部域に森崎興業による新規の産業廃棄最終物処分場設置申請に対し、三
沢地区住民の反対と米沢市の「設置許可については慎重に対応をいただきたい」との
意見書を聞き入れず、平成11年12月14日に山形県は設置の許可を出しました。

以降4年近く放置されておりましたが、突然平成15年10月4日に森崎興業から工事説
明会がありました。参加した地域の皆さんは説明会の場で口々に反対を表明しまし
た。

このような動きと経過を見て、三沢地区の主たる団体長と田沢・関地区の代表者を発
起人として、「産廃から最上川源流を守る会」を平成15年12月23日に設立し、申請時
の情報公開請求や再度の県並びに市への「新たな産廃施設はいりません」という要望
を伝え続けてきました。

しかし、平成16年10月17日に森崎興業よりまた工事説明会が行われました。参加者こ
ぞって工事着手に反対を表明しました。

「広き野をながれゆけども最上川うみに入るまでにごらざりけり」と昭和天皇が御製
された、山形県民の心のよりどころの最上川を源流部の産廃施設で濁らすことは出来
ません。安孫子元山形県知事が記した「最上川源流の碑」を源とする大樽川が流れる
三沢地区に2つ目の産業はいりません!

地域内の小野川温泉は「住み良いまちこそ、訪れたいまち」をスローガンにして、ま
ちづくりを行っています。広域観光として、会津地方とのルート作りの大切さが言わ
れています。小野川・白布温泉と会津を結ぶ中山峠に2つ目の産廃が出来れば観光客
にイメージダウンを与えますし、風評被害が心配されます。ホタルの里小野川温泉の
三沢地区に2つ目の産廃はいりません。

森崎興業は、@事業を第三者に譲渡しない A設置許可の権利を第三者に承継させな
い B株主変更など実質的な事業譲渡を行わない、との三項目が盛り込まれた「誓約
書」を平成11年12月の産業廃棄物最終処分場設置の許可を得るにあたり、山形県知事
に提出しています。

  平成16年12月20日の森崎興業の「株式変更等の公開について(回答)」では、
平成15年6月30日の株式増資により、増資以前は200株全株を中村工務所が保有し、増
資後は800株中、金子建設が400株、タクマ200株となる株主変更が行われ、金子建設
へ実質的な経営譲渡が行われたことが明白になりました。

平成16年3月31日の山形県文化環境部環境整備課の「住民説明会における誓約書説明
メモ」で、「誓約書は、許可権者である山形県と申請者に確認事項であり、施設設置
許可の条件でないことから、その違反は取り消し事由となりません」、「現在も、許
可取得時の事業主体法人は、設立時の株を保有しており、誓約書違反とはいえない」
としていますが、「株主変更など実質的な事業譲渡を行わない」との誓約項目に違反
しています。現在の森崎興業は誓約書違反であることが明確です。文化環境部は誓約
書を一方的に確認事項とし、誓約書を守らなくても問題はないとしています。齊藤知
事本人の明確なる見解をお願いします。